スペイン語圏の日系企業の動向から、スペイン語翻訳の必要性や費用相場について解説します。
スペイン語は世界で約4億2,000人という、非常に多くの人に話されている言語です。20以上の国や地域で公用語とされており、世界で4番目に使用されている言語といわれています。
それでは、スペイン語を公用語としている地域を見てみましょう。
なお、アメリカ合衆国では基本的に英語が用いられていますが、同時にスペイン語も話せるバイリンガルが非常に多いとされています。
カリフォルニアやフロリダ、アリゾナといった地域に、1,000万人を超えるの話者がいるようです。
ちなみに、スペイン語は国際ビジネスにはかかせない言語とされています。理由としては、国際会議の場において重要な言語だと認定されており、ヨーロッパ共同体と国際連合の公用語となっているからです。
このことから、スペイン語圏はマーケティング先として、優先順位が高いエリアといっても過言ではありません。
特に、メキシコはカナダやアメリカと比較すると労働賃金が安く、地形から見ても大西洋、太平洋に近いため輸出に適しています。
そのため、自動車関連を取り扱う日系企業の多くが、メキシコに拠点を構えるようになりました。
他国からの投資に寛容であることや、アメリカ向けの関税が撤廃されている背景も企業進出を後押しした要因といえます。
さらに、中南米からの外国人労働者の増加により、国内でもスペイン語翻訳の需要も高くなっています。
人材不足が深刻化している介護現場に従事する外国人も増えており、マニュアルや資料の言語対応が必須となっているのです。
スペイン語翻訳については、イタリア・フランス語同様に名刺に性があり、人称によって動詞の語尾が異なる特徴があります。そのため、個人でスペイン語を訳すには難しい言語といえるでしょう。実際にインターネットのなどの翻訳サイトを用いても、精度の高い翻訳は期待できません。
また、スペイン語はエリアによってエスパニョール・カステリャーノ・カステジャーノと区分されており、翻訳となると多少違いが生じるようになります。
コンピューターを例にすると、
- スペインでは「ordenador」
- メキシコでは「computadora」
- 南米では「computador」
と変化します。
参照:スペイン語翻訳|翻訳会社・翻訳サービスのNAIway
URL:http://www.naiway.jp/language/europe/spanish.html
そのため、翻訳会社は分野だけではなく、どこの国や地域に向けて発信するかを明確にした上で、選ぶようにしなくてはなりません。
幸い話者が多いという特徴から、幅広い選択肢から翻訳会社が探せるのも、スペイン語ならでは特徴といえます。
各翻訳会社のサイトを確認したところ、専門分野ごとの料金に関しては明記されておりませんでした。
一般的には特許関連や医療分野の文章翻訳になると割高になる傾向があり、1文字単価20円以上になるケースが多いようです。
翻訳の見積もりを行う際は、事前に確認しておくようにしましょう。
スペイン語翻訳でオススメな翻訳会社
アイコス/クリムゾンインタラクティブ・ジャパン/グローヴァ/インターブックス/サンフレア/ジェスコーポレーション/JOHO/NAIway
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