英語翻訳会社を選ぶ際に注目すべき点や翻訳の相場を紹介していきます。
国際基準となっている英語は、グローバル化が進んだビジネスの世界では当たり前のように使用される言語と言えます。
私たちのような英語非ネイティブの人間からすれば、ひとくくりに英語と捉えますが、日本語と同じように英語にも国によって、異なる言い回しが存在します。代表的なのはアメリカ英語とイギリス英語の違いです。イギリス英語はクイーンズイングリッシュと呼ばれるように、同じ英語でもアメリカで使用される英語とは別物と捉える人もいます。他にもオーストラリアやシンガポールなど、英語といってもバラバラです。
そこで、確認しておきたいポイントは翻訳を依頼する文書をどの国の人が読むのかを把握すること。
その国の出身者である翻訳者に依頼することで、その国特有の言い回しに対応することができます。
英語というとアメリカを連想する人も多いでしょうが、実はイギリスの母国語も英語です。この2つは、それぞれアメリカ英語とイギリス英語という言語にわかれています。
具体的には、下記のような違いがあります。
たとえば紙幣、アメリカ英語では「bill」ですが、イギリス英語では「note」です。このように、アメリカとイギリスの英語は同じものを指していても、単語は別であるものが多くあります。
日本では15分、30分、45分などで表現する時間ですが、これもアメリカ英語とイギリス英語では表現が違います。
表現を日本語に直訳すると、アメリカ英語はそのまま「◯◯時と✕✕分」となりますが、イギリス英語は「✕✕時間が◯◯時から過ぎた」という表現方法になります。
たとえば2時15分を例として見てみましょう。
【アメリカ】
Two fifteen(2時と15分)
【イギリス】
Quarter past two(1/4時間が2時から過ぎた)
このように、表現方法に違いがでてきます。
アメリカ英語とイギリス英語での違い以外にも、英語にはカジュアルな表現とフォーマルな表現の違いというものがあります。
カジュアルな表現では、英語では(you are → you’re)や( cannot → can’t )などの短縮系の表現を用います。フォーマルな表現にする場合は、こうした省略を使われません。
また、フォーマルな表現では、人を主語にせず物事を主語にすることが多いです。
例)He hasn’t done the task yet. (彼はまだ仕事を終えていない)
という一文なら、フォーマルな表現だと
The task hasn’t been done yet. (あの仕事がまだ片付いていない)
他にも、フォーマル向けの表現と口語表現で使われる単語に違いがある場合もあります。
例)「~を延期する」
カジュアル表現:「put off」
フォーマルな表現:「postpone」
だからこそ、料金や対応の丁寧さに加え、今までの翻訳実績を見る必要があります。より正確性を求められる公的な文書の翻訳実績があるのかや、今までのビジネス文書の経験などを翻訳前に把握しておくことが重要な点と言えるでしょう。
では、英語翻訳の相場をチェックしてみましょう。
日本語→英語翻訳 約10円~15円
英語→日本語翻訳 約8円~26円
そのほかに医療翻訳や技術翻訳とあり、分野によっても値段が変わってきます。分野ごとの相場は分野の各ページにて確認してみてください。
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