言語別に、翻訳会社の選び方や相場、オススメな翻訳会社をまとめています。
例えば、英語の場合、国や地域によって使用される単語や言い回しが違います。アメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語、フィリピン英語など、日本語に方言があるように、それぞれの国や地域で同じ言語でもニュアンスが違ったりします。
翻訳を依頼する際に、この文書がどの国の人、どの地域の人が読むのかを翻訳会社と意思疎通しておくことが大切です。それらの国出身のネイティブの人がネイティブチェックの対応をしてくれるのかを把握しておきましょう。
英語のような世界中で使われる言語ならまだしも、日本との関わりが少ない言語の場合は、そもそも翻訳会社が対応できるのかが肝になってきます。対応できると言われても、実績がないとクオリティが気になってくるところかと思います。料金に加えて、翻訳対応実績をよく確認しておきましょう。
ビジネス文書であれば、その国の文化や慣習も関わってきます。必ずしもネイティブな人ではないかもしれません。そこで、判断基準となるのが今までの翻訳実績です。このカテゴリーでは、それぞれの言語ごとにどこに注意すべきかを紹介しています。翻訳会社選びの参考にしてください。
英語は国際言語でもありビジネス界では当然のように使用されている言語です。しかし一口に英語と言ってもその種類は多岐に渡ります。アメリカ英語とイギリス英語と言えば日本人でも馴染みがありますよね。
カジュアルな英語、フォーマルな英語もかなり雰囲気が変わります。フォーマルな書類などの場合にカジュアルな英語を得意とする翻訳会社に依頼してしまうと、取引相手へ失礼にあたることもあります。
他にも地方によって表現や言い回しが違うこともありますので、どんな相手に届けたいのか、どんな内容の文章を翻訳してもらうのかをよく考えてから依頼する必要があります。
英語翻訳の相場は、日本翻訳連盟によると、コンピュータマニュアル等で英日28円、日英20円、医学書などは英日35円、日英30円となっています。中でもおすすめはケースクエアです。医学、契約書、技術関連といった難しい内容の文章も10円から17円で翻訳が可能で、気軽に依頼することができます。ケースクエアは英語にのみ対応している翻訳会社ですが、英語に特化した翻訳家が揃っているのでかなり本格的で質の高い文章を格安で制作することができます。フォーマルな文章の作成を依頼する際には非常に役立つ翻訳会社と言えるでしょう。
次いで金融やビジネスの翻訳に強いアイコス、レストランメニューなどの一般的な翻訳から書籍、ビジネスなどまで幅広く対応しているNAIwayも低価格で利用できる翻訳会社となっています。
中国語、韓国語の需要は年々高まってきています。英語と違いビジネスで携わるまでこれらの言語には触れてこなかった方が多いと思いますので、翻訳会社を利用する機会も多いでしょう。
中国語の標準語は北京語ですが、他にも上海語、広東語など多数の言語があり、さらに漢字の種類も多いです。どの地域の方にあてた文章を翻訳するのかをよく考えてから依頼をする必要があります。
韓国語は中国語よりもさらに日本人にとっては馴染みがありません。中国語の場合は漢字でなんとなくの意味を読み取ることができますが、ハングル文字になるとさっぱり…という方がほとんどでしょう。ハングル文字は仕組みを覚えれば読み解くのは簡単ですが、その意味や細かい発音など、素人が翻訳するのはかなり難しいと言えます。今までに韓国語の翻訳の実績が多数ある翻訳会社を利用して、信頼度の高い書類を作成するようにしましょう。
中国語、韓国語の翻訳の相場は15円から20円です。中国語は言語の種類が豊富で翻訳も難しいため、英語よりも相場は高くなります。
中国語、韓国語の翻訳会社でおすすめなのはアイコス、アットグローバル、インターブックスなど。中国語、韓国語の翻訳実績が豊富で、料金も良心的です。大量の翻訳が必要、少しでも安く翻訳を依頼したいという方は、この3社に見積もりを依頼してみましょう。
ヨーロッパ圏は狭い範囲で複数の言語が使用されており、国や地域によってガラっと使われる言葉が変わります。中でもフランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語などが代表的ですね。
ヨーロッパの中でもどの地域の人に読んでもらう文章なのかをしっかり考えてから翻訳を依頼する必要がありますが、複数の地域の人が読むような書類を作成する場合は複数の言語への翻訳をお願いしなければなりません。そのため、ヨーロッパの言語を複数取り扱っている翻訳会社を選ぶのがおすすめです。
しかしヨーロッパの言語は英語とは違い使用している人口も少なく、難しい内容の文章を取り扱う翻訳会社が少ないのが現状。下記におすすめの翻訳会社をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ヨーロッパ言語への翻訳の相場は、フランス語で10円から16円、ドイツ語やスペイン語で10円から18円、ロシア語で10円から19円となっています。その複雑さ、使用人口の多さなどで翻訳金額が変動します。
ヨーロッパ言語の翻訳におすすめなのはクリムゾンインタラクティブ・ジャパン、グローヴァ、サンフレアです。良心的な料金で、様々なヨーロッパ圏の言語への翻訳を依頼することができます。
アラビア言語と聞くとかなり複雑で使用人口も少ないというイメージがありますよね。しかしアラビア言語は世界で3番目に多くの国、地域で使用されている言語なのです。イスラム教の言語であることから、使用されることも多いのでしょう。
アラビア言語に使用される文字は日本人からは到底理解しがたく、翻訳するのも一苦労。素人が翻訳するのは不可能と言ってもいいでしょう。しかしアラビア言語に使用される文字は28字しかありませんので、覚えることができれば簡単な和訳程度ならできるようになるかもしれませんね。
まだまだマイナーな言語で日本人には馴染みのないアラビア語ですが、使用国の多さなどから今後ビジネスに活用するためには重要な言語と考えることができます。他社との差をつけるためにも、アラビア語の翻訳が得意な翻訳会社を早くから見つけておくことをおすすめします。
アラビア語への翻訳の相場は15円から19円程度。その専門性、文章の内容によって変動します。アラビア語翻訳に対応している翻訳会社の数は少ないですが、クリムゾンインタラクティブ・ジャパン、ジェスコーポレーション、インターブックスなどが対応しています。
フランス語は英語に次いで使用している人口の多い言語です。ビジネスにおいて、英語だけでなくフランス語にも対応することでより多くの取引を行うことができるようになるでしょう。
日本とフランスは江戸時代から交流があり、日本の文化に関心が高いフランス人も多く、ビジネスだけでなく観光客を多く見込める国でもあります。日本でもフランスの文化やファッションは人気で、お互いに影響をうけ合っていると言えるでしょう。
もちろんビジネスでもフランスと取引している企業は非常に多く、農業、食品、電子工学など、様々なジャンルの企業がフランスに進出しています。
また、フランス語が使用されているのはフランスだけではありません。過去の歴史の中で植民地にされていた多くの国が、未だにフランス語を使用しています。ヨーロッパ圏だけでなくアメリカやアフリカでもフランス語を見かける機会は多く、このような国と取引する際にもフランス語は重要となることでしょう。
フランス語の翻訳の相場は10円から18円程度。対応している翻訳会社は多いので、比較的安価で依頼することができるでしょう。
中でもNAIway、JOHO、翻訳センターはフランス語の翻訳を得意としておりおすすめです。
ドイツ語を公用語としている国は少ないですが、使用している人口が多いのが特徴です。ドイツ、オーストリア、スイス、ベルギーではドイツ語が使用されています。
ゲルマン語をもとに成り立っており、その仕組みは英語に近いものがありますので英語を習得されている方にとっては比較的覚えやすい言語とも言えるでしょう。
ドイツ語を使用している国は少ないものの、ドイツは経済大国であり輸出国家でもあります。そのため、ビジネスで見逃さないわけにはいきませんよね。技術系の産業へのニーズも高く専門知識が必要になります。ドイツ語の翻訳経験が豊富でクチコミのいい翻訳会社を探すようにしましょう。
ドイツ語への翻訳の相場は20円から25円程度となっています。英語やフランス語と比べると高めになってしまいますが、それはやはり取り扱う内容が難しいものが多いから、使用人口が少なく取り扱う翻訳会社が少ないから、という理由からでしょう。
グローヴァ、ジェスコーポレーション、翻訳センターなどはドイツ語にも対応していますので、ぜひ見積もり依頼をしてみてください。
スペイン語は世界では4億人以上が使用している言語です。スペインだけでなくメキシコ、コロンビア、アルゼンチン、キューバ、ドミニカ共和国など、中央アメリカ、南アメリカなど世界の様々な地域で愛用されています。アメリカでは英語の他にスペイン語も話せるバイリンガルが多いとも言われています。
国際会議の場においてスペイン語は重要な言語であることが認められており、ビジネス面でも欠かせない言語と呼ぶことができるでしょう。
メキシコなどの地域は労働賃金が安いため、進出する日本企業も増えてきています。他社との差別化をはかるためにも、スペイン語はマストと言えますね。
スペイン語はフランス語やイタリア語のように名詞に性があり、馴染みのない日本人にとってはかなり難しい言語です。そのため、信頼できる翻訳会社を見つけることも大切です。
日本語からスペイン語への翻訳の相場は15円から20円程度。他の言語への翻訳と比較するとやや高め、といった印象があります。特許関連、医学関連など内容が難しくなればさらに単価はアップしますので、できるだけ良心的な価格でサービスを行ってくれる翻訳会社を探しましょう。
スペイン語を得意とする良心的な価格の翻訳会社としてはアイコス、サンフレア、ジェスコーポレーションなどがあります。
ビジネス、観光など様々な面で役立つロシア語。そのロシア語が使われている地域や、ロシア語の重要性などをご紹介いたします。
難しいと言われているロシア語に使用されるキリル文字、独特の格変化、発音方法などの仕組みを理解していきましょう。
また、取り扱う翻訳会社はまだ少なく、しかも、医療系、金融系、フォーマルな文章など、得意分野がそれぞれ違います。翻訳会社をご紹介しますので、参考にして下さい。
ヨーロッパのポルトガル、南米のブラジルで多く使用され、アフリカの5カ国では公用語として認められているポルトガル語。
それぞれの地域でポルトガル語は独自の進化を遂げてきました。
特徴的な名詞や、英語とは違うアルファベットの使い方、また実績があり、クチコミが多い翻訳会社をご紹介しています。多くの地域で使用されているポルトガル語ですから、ぜひ参考にしてください。
イタリアの他、スイスやサンマリノ、バチカン市国でも使用されているイタリア語。イタリアは日本でも馴染みの深い国です。
イタリアでは英語も使用されていますが、イタリア人とイタリア語でコミュニケーションを図れるといいですよね。
イタリア語は日本人にとって比較的簡単に読み書き、発音を習得することができる言語と言われています。
その理由や、イタリア語の特徴、さらにイタリア語翻訳を取り扱っている翻訳会社もご紹介しますので、観光だけでなくビジネスにも活用してください。
トルコ語が使われる国や地域、文字や言葉の傾向などをまとめました。また、トルコ語独自の文体や、日本語との関係性についても説明しています。トルコと日本の歴史。
翻訳を依頼する際の価格など、多方面から見たトルコ語の魅力を伝えているので参考にして下さい。 どんなに類似性があるようでも、国が違えば言葉の壁があります。
細かい部分に相違がでてくるため、翻訳会社を活用することでその隙間を埋められるはずです。
現在では日常的に使われる事が無くなってしまったラテン語ですが、現在でも医学をはじめとする専門知識の分野で世界共通の学名に用いられるほど普及している言語です。
ここでは独自に厳選したラテン語に対応する翻訳会社4社を紹介しています。会社の特徴・専門分野・基本料金を挙げ、ラテン語の定義と翻訳業界の現状も記述していますので参考にして下さい。
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