文書タイプの中でも専門的な部類に属する「IR・会計」ですが、この「IR・会計」を翻訳するにはどんな知識やスキルが必要でしょうか?また翻訳会社に委託する際、どのような基準で業者を選べばいいのでしょうか?このページでは、こうした疑問に答える情報を紹介しています。
まず、IR・会計を翻訳するために何が必要か?という点ですが、一言でいうと、IR・会計についての専門的な知識と翻訳力が不可欠です。
そもそもIR・会計の翻訳は、株主や投資家に対して会社の経営成績や動向を伝えるためのものですが、その内容は単に広報というだけに留まらず、高い専門性を有しています。
決算資料の説明から、その内容に散りばめられた一つ一つの用語や数字、計算式、経営や財務、業績動向に関する専門的な知識と用語、企業のレポート、有価証券報告書、株式の用語、関連する法令や制度、規制に関する用語と翻訳の仕方など、専門的知識を無くしては完成しないのがIR・会計の翻訳です。
このような高い専門性が求められるIR・会計の翻訳においては、個人の力は到底及ばないので、翻訳は専門会社に依頼するのが妥当でしょう。
ではIR・会計の翻訳を依頼する業者はどのように選べばいいのか?について、考えてみましょう。
IR・会計の翻訳業者を選ぶポイントと注意点について、以下の3点をピックアップしました。
いずれも大事な要目となっていますので、順番にチェックしてみてください。
IR・会計の翻訳作業に求められる第一の資質は、高品質な翻訳が出来る能力です。
文書内容を正確に当該国の言語に翻訳することはもちろん、当該国の生活文化や常識に合わせた違和感のない文面に完成させるスキルが求められています。
こうした要素を満たせる翻訳会社に依頼すれば、高品質なIR・会計の翻訳文書が作成できるでしょう。
翻訳能力の高さは最優先ですが、それに加え、DTPのスキルや編集技術を有する会社を選べば、IR・会計の翻訳文書はより魅力的なものになるでしょう。
なぜなら、単に翻訳するだけでなく、DTPを駆使した効果的なデザインを行えば、IR・会計の翻訳文書をデータが記載されただけの無機質なものから、読み手にとって興味と関心をそそる魅力的な出版物へと生まれ変わらせることができるからです。
そして魅力的なIR広報を発信すれば、その会社の知名度と注目度は一気に高まるに違いありません。
翻訳会社を選ぶ際の注意点は、口コミや評判だけで安易な依頼はしないことです。
口コミや評判には信頼できるものもありますが、中には事実と大きくかけ離れた偽情報も少なくないからです。
むしろ、業者を選ぶときは一社ずつ丁寧に実績や経験、得意分野、専門性を精査し、ファクトに基づいて真に実力ある会社を選ぶべきでしょう。
今回はIR・会計の翻訳が入用ですから、IR・会計の翻訳における実績とスキルが選定基準になることは言うまでもありません。
ここでは、IR文書の翻訳に対応している翻訳会社を紹介してきます。
どのような特徴があるのか、提供しているサービスの違いをまとめました。
IRは企業活動の要となるため、質の高い翻訳が求められます。企業情報を日本語だけでなく、英語でも発信することで、企業価値を高めて発展させることにつながるからです。ケーススクエアでは、IR活動の重要性を理解している実務経験者の翻訳者が在籍しているので、豊富な経験を基に、高品質な翻訳を行ってもらえるでしょう。
質の高い翻訳でも、英語母国語圏に在住している翻訳者と直接やり取りしているため、仲介手数料を抑えた価格でのサービスを可能としています。原則365日24時間対応してくれるため、急ぎで翻訳が必要な場合でも安心できるでしょう。
費用 | 日→英 1字10円 英→日 1ワード10円(税不明) |
所在地 | 東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山942 |
電話番号 | 03-3705-4161 |
企業情報は海外投資家が日本企業の情報を集める上で重要になります。そのため、サン・フレアでは約50年間培ってきた翻訳ノウハウや実績を活かして、企業のIR活動を翻訳でサポートしてもらえるのがメリットです。過去版がある資料なら、過去版と新版の照合を行い、用語や表現の統一を図ってくれます。
ただ翻訳するだけでなく、海外投資家が読みやすく、企業メッセージが伝わる仕方で翻訳してくれるのも特徴です。全体の流れを損なわず、違和感なく伝わる英文になるようにネイティブチェックを必ず入れてくれるので、伝わる文章にしてくれるでしょう。問い合わせしてから2時間以内での返信というスピード感も魅力です。
費用 | 要望に応じて見積り |
所在地 | 東京都新宿区四谷4-7 新宿ヒロセビル |
電話番号 | 03-3355-1168 |
翻訳会社として長年の実績がある翻訳センターでは、翻訳管理システムを利用した翻訳が特徴的です。重複文書があるなら、流用できる箇所を特定して、値引きしてくれます。企業ごとに翻訳メモリを蓄積してくれるので、費用を抑えながら品質の向上を実現してもらえるでしょう。
またIR文書に特化したプランも設定されているので、質の高い翻訳を依頼できるのも魅力です。年間契約でIR文書をお得に翻訳するプランや、予算の立てやすいページ単価プランも設定されています。どちらのプランが良いのか分からないなら、担当者にIR文書に適したプランを提案してもらうと良いでしょう。
費用 | 1文字15円(税不明) |
所在地 | 大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪御堂筋ビル13F |
電話番号 | 03-6369-9954 |
ブレインウッズでは、IRや財務資料翻訳サービスを提供していますが、担当するのは統合報告書や財務文書の知識と経験を持っている翻訳・校正者です。翻訳ソフトや自動翻訳では読みにくい文章を、正確で読みやすい文章に仕上げてくれます。機械を活用しながら人力を加えるハイブリッド式で短納期にも対応してもらうことが可能です。
自動翻訳から読みやすい文章にリライトする、「対訳チェック・リライトサービス」も用意されており、翻訳精度を高めたいというニーズにも応えてくれます。また映像翻訳やWeb製作と連動しての翻訳にも対応しています。
費用 | 年間50万円~(税不明) |
所在地 | 東京都渋谷区神宮前4-7-6 成和ビル3F |
電話番号 | 03-6447-2077 |
IR翻訳では、海外市場への展開のために、精度が高く分野に精通した翻訳が求められます。JOHOでは、金融やIR分野に特化した翻訳者を育成しており、読んだ人が企業について的確に判断できるために、幅広い背景知識を基に翻訳してくれます。
日本語と英語の翻訳だけでなく、中国語やベトナム語の他にさらに主要言語に対応している幅の広さも魅力です。特に中国語やベトナム語の資料の実績も豊富なため、英語以外に翻訳しなければいけないときに選択肢に含めたい翻訳業者です。
費用 | 要望に応じて見積もり |
所在地 | 東京都千代田区麹町2-2-4 麹町セントラルビル |
電話番号 | 050-1743-6555 |
※公式サイト上で翻訳の実例や取引実績を開示しており、問い合わせ・見積り対応が最短1時間以内の翻訳会社を、掲載されている実績実例数順で紹介 (ケースクエア:127件、NAIway:89件、ユレイタス:62件)※2021年8月調査時点)