依頼前に知るとお得な翻訳業者の選び方と依頼の流れをまとめました。
翻訳会社で検索すると非常に多くの会社が出てきて、どの翻訳会社を選べば良いのか迷ってしまいます。そこで、まずは翻訳会社の選び方でどの軸を見て検討をすれば良いのかを知っておく必要があります。それぞれ翻訳会社には特徴があります。強さも得意分野も料金も違います。
また、Webサイトでは見えてこない、スピード感や顧客対応の丁寧さなども外すことはできません。問い合わせをする前に、得意分野や料金を把握して絞り込みつつ、見積もりを通じて対応のテンポの良さを確認する必要があります。
ただし、見積り以降、急激に対応が遅くなってしまう翻訳会社もあります。そういったことを避けるためにも、事前に利用者の声や口コミ評判を見ておく必要があります。
依頼後、納品されるまでどのぐらいの日数がかかるのか、納品後にもアフターフォローをしてくれるのかも翻訳会社によって様々です。ここで紹介する翻訳会社の選び方と依頼から納品までの流れは、翻訳会社選びの基本となります。
これを基準に依頼するに見合った翻訳会社を選びだして、高いクオリティの文書を仕上げてもらいましょう。
いくつも存在している翻訳会社の中から、信頼して翻訳を依頼できる会社を探し出すためには、4つのポイントを軸に比較して検討する必要があります。
それぞれ、各翻訳会社のWebサイトや、このサイトのような評判を調査して紹介しているサイトなどに記載されています。4つのポイントをしっかりクリアしている翻訳会社が、より信頼できる会社と言えます。
それでは、各ポイントについてどのように判断すべきかをみていきましょう。
翻訳実績はあればある程、良い会社と言えます。
ここで選ぶときのポイントは、実際に翻訳したのはどのような文書で、どのような読み手に対して行われた翻訳文なのかという点。その会社が、依頼を希望する物の翻訳に強いのか、という確認をしましょう。
相場をチェックする際には、文書、分野、言語によって少しずつ変わることを念頭に置きましょう。
ここで選ぶときのポイントは、予算・求める品質・求める速さと料金が合っているかどうかという点。
料金は「安ければ良い」わけではありません。例えば料金が相場よりも、ものすごく安い会社は、若干心配です。
この場合は、クオリティのチェックが甘かったり、専門的な文書であるにも関わらず、そのような知識や経験をもっていない翻訳者が対応していることもあり得ます。もしくは、翻訳者に頼んでいたつもりが、実は裏側で機械翻訳をしていたりするケースも…。
機械翻訳が悪いということではないですが、専門的な文書であればあるほど、直訳できない言い回しや意訳が存在します。クオリティを担保した翻訳は、専門家や経験を積んだ翻訳者だからこそできる技なのです。
対応はとにかく早い会社を選ぶといいでしょう。見積もりだけでなく、ちょっとした問い合わせや、連絡であろうと小まめに迅速に対応をくれるところは安心です。
見積りのときだけは対応が早い、また、見積りのときだけ極端に早い会社も注意が必要です。対応が早い方が良いに決まっていますが、見積りのときだけ頑張る会社は、その後のフォローや、納品までのスピードが鈍くなる場合もあるようです。
利用者からの評判が良い翻訳業者を選ぶには、とにかく口コミでチェックしてみることが重要。
口コミ評判を載せていない会社もあるため、なかなかチェックが難しいかも知れませんが、その口コミ評判を書いた人の依頼内容をチェックしましょう。
海外の方が増えてきた日本では、翻訳会社を利用する機会も多くなりました。翻訳会社選びに迷ったら、翻訳一括比較サービスを利用するのもおすすめです。
◆こんな悩みを解消できる
このような悩みや不安を持っている方は、翻訳一括比較サービスを利用しましょう。次は、メリットについて紹介します。
翻訳一括比較サービスをすることで、このようなメリットがあります。
翻訳会社はたくさんあるため、どの会社の料金が安いのか分からないことも多いです。翻訳一括比較サービスでは、複数の会社を比較することができるため、コストを削減したい方に最適です。また、翻訳を自分で行おうとすると時間がかかってしまい、場合によっては、人を雇うこともあるため人件費がかかることもあるかもしれません。
希望している理想の翻訳会社を見つけることができれば、業務の短縮や人件費の削減にもつなげることができます。
ここでは、翻訳一括比較サービスの流れについてみていきましょう。
見積りを出す際には匿名で利用することができるので、個人情報を提示したくない方には最適のサービスです。
実績がありつつ、それなりの低価格で対応も良い、評判が高い翻訳会社、つまりは総合力をもった翻訳会社がいくつか存在します。そのような翻訳会社は、とても信頼できる翻訳会社と言えます。
このWebサイトでは、各翻訳会社の特徴や評判をまとめていますので、翻訳会社選びの参考にしてみてください。
翻訳業者へ依頼するのには、大きく6つのステップが必要です。依頼をスムーズに&上手くできるポイントがいくつかあるので、ステップごとにチェックしていきましょう。
翻訳業者を選び問い合わせをします。翻訳業者選びのコツは、翻訳文書のタイプの実績や経験を持った翻訳業者を基準に、料金や評判を確認して問い合わせをしましょう。
無料トライアルがある翻訳会社の場合は、試してみるのも良いです。
問い合わせ方法はWebサイト、メール、FAX、電話などを通じて行います。
この時同時にチェックしたいことは、WordやExcel、PDFなどといった「希望しているデータや形式で納品できるかどうか」という点です。
料金設定や評判は良いものの、希望通りの形式で対応して貰えなかった…というのは本末転倒。サイトでチェックをするか、直接問い合わせてみましょう。
電子データや郵送などで翻訳を依頼したい文書を翻訳業者に送付します。
まだこの時点では注文が確定していませんので、秘匿性の高い文書の場合は取扱いがしっかりしている会社か確認をしてから文書を渡しましょう。
どのような文書で何語に翻訳するのか、また、どのくらいのワード数なのかをもとに、翻訳業者が見積りを行います。
見積りの際はしっかりと単価を見るようにするとともに、納期についてもしっかりと翻訳会社と合意をしておきましょう。
また、だいたいこの時点で、専門的な用語とその背景について、相手に伝わる様にわかりやすくまとめておくと良いでしょう。手間はかかるかも知れませんが、そうすることにより、翻訳の質を上げる時間を業者に与えられ、高レベルな納品を得ることができるでしょう。
いくらその道の翻訳、そして読んだ人に解りやすく伝えることを専門にしているプロと言えど、専門的な用語を理解するのに時には時間を要することも…。「自分が解っているから、相手にもきっと伝わるし伝わっている」という気持ちで依頼すると、100%どころか70%も伝わっていない…という可能性も大きくなってしまうかも知れません。
翻訳料金が問題なければ、正式に注文を行い、翻訳開始となります。
もし対応が遅くなりそうであれば、早めに連絡をもらえるようにしておきましょう。
翻訳された文書を電子データや、原本を郵送する形で納品されます。
※あらかじめ決めていた納期を守ってくれなかった場合や、納期には間に合っているもののクオリティが低かった…、ということもあり得ます。
その様なケースを避けるためにも、依頼する初期の段階で業者選びは徹底しておきましょう。
翻訳業者によっては、納品後のフォローをしてくれます。不明点や不満な点が、もしあった場合はフォロー時に確認をしておきましょう。
納品された文書が問題なければ、翻訳業者より請求書が届きますので、支払をして終了となります。
自社の商品やサービスを海外に輸出する際、契約書やマニュアル、ビジネスメール、プレゼンテーション資料など自国語の文章を現地の取引先にどう正確に理解してもらうかはビジネスを円滑に進める上で極めて重要です。誤字・脱字があると文章自体の信頼性が損なわれますし、微妙な言葉のニュアンスの違いで誤解が生じ、大きな損害が生じることもあります。
また、長い文章や専門用語は多い文章は、AI(人工知能)で自動翻訳するオンラインサービスではどうしても精度が落ちてしまいます。こうした中で翻訳会社に外注するメリットは多いと言えます。
「外国語ができる」と「翻訳のスキルが高い」ことは本質的に違います。外国語を理解したり、話したりすることがうまい社員でも、ビジネス文書を微妙なニュアンスを含めて正確に翻訳できるとは限りません。なぜなら、翻訳は文章能力という専門的なスキルが必要だからです。
翻訳会社のスタッフは選考基準をクリアしたプロですから、正確さはもちろん、現地の人が読んでもおかしいと思われない「自然な表現・言い回し」で翻訳してくれます。また、翻訳会社によっては専門分野に詳しいスタッフを抱えていますので、専門用語が多用されている、また法律知識が必要な文書も安心して依頼することができます。
経済のグローバル化により日本企業が取引する相手国も増えています。翻訳会社では、貿易が拡大している中国はもちろん、アジア、アフリカ、南米などの言語に対応できるスタッフを抱えていますので、その都度、自前でスタッフを確保する必要がありません。また、翻訳する言語によっては文字数が大幅に増減したり、フォントの調整などが必要になったりすることもありますが、読み手に伝わりやすいようにパンフレットなどのレイアウトやスタイルの調整(DTP編集)にも対応してくれる翻訳会社もあります。
翻訳作業が多い会社なら別ですが、一般的な会社では社内で専門の部署やスタッフを抱えていると人件費が上昇し、社員1人当たりの生産性が落ちてしまいます。外注することで社員には別の仕事で活躍してもらい、企業として全体最適化を図ることができます。専門スキルのある人材を採用するのが難しい今の時代、プロはプロに任せた方が合理的です。
翻訳会社に外注するデメリットはもちろんあります。これはメリットの裏返しになります。
翻訳会社への外注は、人材の有効活用などによってトータルメリットは期待できるのですが、コミュニケーションに時間を要したり、文書の差し替え・変更などに追加料金がかかったりと、目先のコストはアップすることがあります。
業界の知識に精通したスタッフがいるとは限らず、専門用語がうまく訳されていなかったり、ニュアンスが違ったりなどの事態が想定されます。これを防ぐため、事前の打ち合わせが必要になりますが、それには時間も手間もかかります。また、スタッフによってスキルに格差があるのが現実のようです。
外部に文書を出すわけですから情報漏洩のリスクは出てきます。このため、翻訳会社とは必ずNDA(機密保持契約)を結ぶのが不可欠です。
AI自動翻訳は、「ディープラーニング」と呼ばれる仕組みをもとにして翻訳を行っていくものです。ディープラーニングでは、人間の脳が持っている思考回路に似た数式がプログラミングされているため、AI翻訳には「何重にも考える」といった仕組みがあります。
このことによって、専用のデータベースに蓄積されているデータをもとに正しい答えを導いて翻訳を行えるため、蓄積されたデータが多ければ多いほど、精度の高い翻訳につながっていきます。
AI翻訳は、多くのテキストデータに基づいて一定のアルゴリズムから翻訳を行う「統計翻訳」から始まっています。ただし、この統計翻訳の場合は新しいデータを人が入力する作業が必要となっていた点などから、実用性に乏しいという面がありました。
近年のAI翻訳の特徴は、文章全体の意味を把握した上で訳せるようになったことによる「精度の向上」や、「学習機能の搭載」といった点が挙げられます。学習機能を持つことによって、専用データベースに蓄積された翻訳結果をもとに人工知能が学習し、より精度の高い翻訳が行えるようになります。
また各分野でチューニングを行うことによって専門業種にも対応ができるようになっている点も、AI翻訳の特徴のひとつといえるでしょう。
AI翻訳のメリットは、「いつでも素早く翻訳ができる」といった点があります。素早く翻訳が必要となる場合も、簡単な文章ならすぐに翻訳が可能。例えば外国語を得意とする社員が翻訳にかかりっきりになる必要もありません。
また、「翻訳にかかるコストの削減」につながるといった面も。外部の翻訳会社や翻訳者に依頼するといった場合には、当然ながら依頼するためのコストが発生しますし、社内で翻訳をする場合にも、育成コストや人材確保のためのコストが必要となります。その点、AI翻訳ツールの使用によってコストを抑えながら翻訳を行えます。
AI翻訳を使用する場合のデメリットとしては、まず「人が確認を行う必要がある」といった点です。AI翻訳の精度は高くなってきているもののやはりプロの翻訳には及ばない面もあります。この点から、ツールで翻訳されたものは最終的には人の手で確認することが求められます。
また、近年ではクラウドサービスを利用したAI翻訳ツールもあります。この場合、「セキュリティ面」に注意する必要があるといえるでしょう。そのため、暗号化やアクセス制限など対策が十分に行われているサービスを選択するといった点がポイントとなってきます。
こちらの記事では人工知能(AI)を用いて外国語を自動で翻訳する「AI翻訳」について紹介してきました。
AI翻訳は非常に精度が上がっており、翻訳スピードの向上やコスト削減といった面でのメリットが期待できます。しかし、専門性の高い内容や自然な言い回し、また契約書といった重要性の高い文章などについては人の目でチェックすることが必要である、といった点を念頭に置いた上での利用が必要といえるでしょう。
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